事例紹介_01
地獄すら共にできる、戦友。
誠工プラスチックス工業株式会社様
大阪・堺市にある樹脂加工業の3代目。別会社で営業職に就いていたが、家業の危機的状況を受け、起死回生の重圧を担うことに。X(旧Twitter)で家業ドクター代表の狩野に出会い意気投合。信じられる人柄に確信を持ち、コンサルを依頼。

ー家業ドクターに相談されるまでの経営状況はいかがでしたか
潰れる寸前、めちゃくちゃ重篤な状態でした。資金がそろそろショートしそうというとき、口座を見たら19万円しか入っていなかった。毎月の給与の支払いだけでも300万円以上必要なのに(笑)。
ーどんな取り組みをしましたか
赤字経営を立て直すために、まずは狩野さんにアドバイスしてもらって、徹底的なコストカットから始めました。不要なサービスを解約したり、経営陣を含めた全従業員の給料をカットしたり、使っていない口座にあるお金を下ろしたり、細かいところからひとつずつ、1円単位の精査をしたんです。それで実際にどういう効果が出てくるのかっていうのを、狩野さんはデータで示すことができるんで、照らし合わせながらやっていけたのがよかったですね。

取引先にお金を借りに行ったりもしました。この時は、狩野さんも一緒に行って、向こうの経理の責任者の人に、「うちの経営計画はこんな感じで、今はしんどいですけど絶対立ち直って借金を返していけるので、〇〇円貸してください」ってお願いしてくれました。残り2週間しかなくて、銀行での融資はもう間に合わなかったんです。そんな感じで、黒字に転じたのは自分が会社に入ってから5年目でした。
黒字化してからは何をしたかっていうと、会社をこういうふうにしたい、といういくつかのアイディアが僕の中にあって。どれを選ぶと、7年後にどうなるのかっていうところを狩野さんが示してくれる。経営計画書を使って先を予測して、実際に見えるようにしてくれるっていうのが一番助かるところなんですよ。

ーインパクトを感じた出来事はありますか
狩野さん自体、結構クレイジーなところがあって。経営者ってだいたいおかしな人が多いので、彼が単なる真面目で面白みのない人だったら多分、この仕事は成り立たないんじゃないですかね。
狂ってるもん同士、狂気の世界にふたりで突入することができる。メンタル的に、非常に助けられていますね。
普通は取引先に一緒にお金借りに行ってくれないですよね。知らん人だし。それなのに二つ返事で「行きますよ」って。取引先にも「相当苦労してきたんだろう、彼は目が澄んでいる」「この人がいるならお前の会社はもう大丈夫だ」なんて言われてね(笑)。これが狩野さんの狂ってるところなんですよね。お金を貸すってリスクしかない、利子がついて増えるわけでもないのに貸してもらえた。
ー家業ドクターが「ドクター」である所以
僕は首の皮一枚でつながって、何とかその命を保てているっていう状態で病院に運び込まれた状態だった。救命病棟のドクターはまず応急処置をしますよね。経費の見直しをしたりとか、とにかく目につくもの全て処置していく。でも退院するまでには健康体にならないといけないんで、流血を止めるだけじゃなくて根本的な…会社の深いところにある問題だったりを治療しないとあかんわけです。
うちの場合は今年で61期が始まろうとしてるんですけど、ずっと親族経営していて、公私混同している部分があったり、累積してるダメなところみたいなのがあったんですね。そこと向かい合わなければ、会社は健康体にはならない。狩野さんは、そういうところまで手助けをしてくれる。問題に向き合うとメンタル削られていくんで、やっぱり狩野さんくらい、内臓と内臓をこすり合わせるようなコミュニケーションを取れる人じゃないとちょっと頼りにくかったと思います。

ー代表・狩野の印象は?
世の中に数多く存在するコンサルと狩野さんとの圧倒的な違いは、やっぱり手を一緒に汚してくれるところです。「自分は手段を提案するだけ。選択した結果はあなたの責任です。やれる事はやりました。成功報酬は何%もらいます」というスタンスのコンサルティングが多い中で、一緒に返り血を浴びてくれる戦友のようなコンサルは、今まで狩野さん以外見たことがないですね。


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